ツキノワグマ
昨日の午後、子どもが東京体育館で水泳を習ったあと、
ひと休みしようとロビーで雑誌をめくっていた。
私が選んだのは「山と渓谷」。
何の気なしにパラパラとページをめくっていたのだが、
素晴らしい写真に目が釘づけになった。
ツキノワグマ
の写真だ。
それは、田淵行男賞という賞の今年の受賞者
澤井俊彦さんという写真家の方の作品だった。
愛らしく、そして逞しく「生活する」ツキノワグマなのだ。
どの写真も場面の切り取りかたが本当にセンスよくて、
見ていてニヤニヤしてしまうのは、どうして。
そしたら、その雑誌に
なんと本日新宿で展覧会をやってる!!
って書いてあったので急遽、寄ってみた。
展覧会には、雑誌よりもたくさんの写真が展示されていて
そのどれも素晴らしく、息子と二人で見入ってしまった。
その上、澤井さんご本人がいらっしゃって少しお話しする機会をいただけた。
「クマは、表情が面白いんですよ、人間っぽいんです」
と、澤井さんは仰った。
キャンプに行く度に
「クマに気をつけろ!」
というような話になるので、
いつの間にか、クマ=怖いものという頭になってた。
クマに表情があるなんて考えたこともなかった。
でも、澤井さんの写真を見ていると
クマは表情があって、本当に愛くるしい。
残雪の上で戯れる親子だとか、
月夜の田んぼで落穂拾いしている親子だとか
も〜、たまらないのである。
お名前で検索すると写真も出てくるので
ぜひご覧になってみてください。
展覧会はエルタワーのコニカギャラリーで本日まで。
息子は澤井さんにお会いして「写真家」という職業に興味を持ったみたいだ。
「写真をお仕事にしてる人って何人くらいいるの?」とか
「写真撮るのって簡単じゃないの?」
とか、聞いてきたから。
簡単なわけないでしょ〜!
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