男児の母であること
男児の母になって早10年。
今でも時々
「女の子のお母さんですか〜?
なんとなく雰囲気がそんな感じ〜」
と、言われることはある。
しかし、男児の母として進化した部分がある。
大抵の虫には抵抗なくなった。
ひょいとつまんで触れるようになった自分にびっくり、だ。
それどころか、カブトムシやクワガタを「カワイイ」と思うようになった。
昔はあの節足がタマラなく嫌だったのに・・だ。
奥多摩での話。
キャンプ場で談笑していたら
Tシャツの胸元に何かが止まった(気がした)。
微妙な位置で、なにか見えなかったので
手探りで触ってみると、
「ウオッ〜〜〜〜〜???」
ガツガツ、ゴリゴリ。ものすごい手触り!
何だか大変なものがくっついている様子なのだ。。。
友達に
「何かついてる?」
と、見せたら、
「キャ〜」
と、軽い叫び声。
何と、ガリガリゴツゴツの正体は、
ミヤマクワガタだった。
丁寧にとり、
息子たちに見せびらかし、
そして、しばし観察タイム。
「カワイイ!」
女子なんか、羽の部分をナデナデしてる。
その姿が、とっても愛おしい。
ひとしきり一緒に遊んだあと、息子は雑木林の奥まで行って
クワガタを逃がした。
「もう捕まらないようにね〜!」
と。
あら、優しい。
成長を感じました。
そう言えば今日は亡くなった母の誕生日!
母もきっとお空の上から息子の成長を見守ってくれているに違いない。
(母は男児母でもあったけど、最後まで虫が嫌いだったな)
0コメント